ブログ

イライラの原因は自分にある

 

人は何故イライラするのだろうかとよく考える。

 

思い通りに物事が進まない。面倒くさいことが起こった。他人から嫌なことをされた、言われた。…など理由は様々だろう。

 

人は自己中心的な生き物でありながら自分一人だけで生きることができない。否が応にも他人と関わざるを得ないので、イライラはその外部要因から来る不可抗力だと考えてしまいがちだ。

 

しかし、本質はどうやらそうでもないらしい。

原因は自分の中にあるのだ、と。

 

冒頭にある、例を取り上げてみる。

・思い通りに物事が進まない
→ 明らかに自分のせい。計画を見直そう。

・面倒くさいことが起こった
→ 問題に対処できない、慣れていない自分のせい。いろんな経験値を積もう。

・他人から嫌なことをされた、言われた
→ 他人のせい。忘れよう!笑

 

…違った。これではタイトル詐欺だ。しかし明らかに自分のせいではないことも確実に存在する。そんな時は一刻も早く切り替えて忘れるしかない。それも人生だと。

だが一方で、次のような場合はどうだろう。

・他人の言動が気になる、不快に感じる。
→ これは原因が自分にある。「他人はこうあるべき」という期待を”無意識”に持っていて、それが裏切られるからイライラが起こる。他人に期待するのをやめよう。諦めるのだ。それは親兄弟でも同じ。自分ができなかったことを子供にやらせて期待してしまうのも勝手な話である。

さらに自分自身にも期待するのをやめるともっと楽になる。人は何故か「自分は特別だ」と考えてしまいがちだ。自分は他の人とは違う、やれば出来る、まだ本気出してないだけ…と。だがそんなものはまやかしに過ぎない。今まで出来なかったことが急に出来るようになるわけがない。諦観を身につけよう。

 

このように、イライラの原因が自分にある場合が多いのだが、それがわかったところで、それでもそう簡単にいかないのが人間である。かく言う私自身もまた、まだまだ自分のことを諦め切れていない人間のひとりであり、歯痒く、もどかしいと感じる時がよくある。この生きるだけでも大変な世の中を、もっと楽に生きれたら…と。これは決して甘えではない。真摯な感情なのであるが…。

 

人生という名の修行はまだまだ続く…。