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「学がない」とはどういうことか?

 

あなたは「学がない」と言われたことはあるだろうか。

 

 

まぁおそらく、そうそう言われることもないだろう。

むしろ自分で「自分は学がないからムリ…」などと思ったり、何かの言い訳として誰かに言ったりしたことの方が経験あるかもしれない。

 

 

私は覚えている限り、過去に一度だけこの言葉を言われたことがある。

 

大学生の時だった。

休み時間、3~4人で他愛もない世間話をしている最中、話の流れで「あの本知ってる?」みたいなことを同級生の一人が皆に聞いたのだ。

国語の教科書に掲載されている文学作品だったので、「ああ、あれね」と同級生の違う一人が答えてまた会話が始まった。

僕はというと、その作品自体は知っていたが、特に興味のない話題だったので「知らない」と答えた。

すると、ボソッと独り言のように

「学がない人は困るねぇ~」

と言ったのだった。

 

 

「学がない」ってなに?

ただ知ってる知らないで「学がある、ない」と言えるのか?

 

と思ったのだった。普段から喋ったりする相手ではなかったので、その場で特別言い返すこともなかったが、失礼ながらあまり学があるように見えない相手から言われたので密かにカチンと来て、結果として今でも覚えているという有様だ。

 

しかし怒りの感情やカチンと来たりするということは、実際図星だったり自分が気にしていたりすることに対して感情が沸き起こることが多いので、まぁ実は気にしていたのかも? と思ったりもする。

 

余談だが、その同級生の体型は丸々と太っていて、女だが自分のことを「オレ」と言う人だった。どういう心境なのか不思議に思ったものだった。

 

 

前置きが長くなった。

 

結論を言うと、「学がない」とは「学ぶ姿勢がない」ということではないかと私は考える。

学歴や知識量云々の話だと思われがちだが、そうではなく、普段から「学ぼう」「知ろう」「成長しよう」という気持ちがあるのかないのか。

成長意欲がある姿勢こそ「学がある」人となり、やりたいことがあるにも関わらず「私にはムリ…」と言い訳して挑戦しない姿勢こそ「学がない」人と言えるのではないだろうか。

 

結果として、学のない人は常に知識不足に陥り、学のある人はさらに知識を増やして正真正銘の「学がある」人となる…

 

 

学び続けることはそう容易いことではないかもしれないが、もっと気楽に、自分が興味のある分野から、少しづつ学んでいければ、世界はきっと広くなると、自戒の念も込めてここに記しておく。