「はたらく」とは、傍(はた)を楽にすること―ー。
初めてバイトを始めたイタ飯屋さんの店主に言われた言葉です。
京都の、中心部から少し外れたトラットリアで、小さいけれどとても繁盛していたお店でした。家族でも数回食べに行って、ここで働きたいと思いました。
実際は、自分がある時期ミスを重ねてしまい、ここには居られないと勝手に思い込んで一年も経たずに辞めてしまいましたが―ー。
でも僕は、初めて働いた場所がここで良かったと今でも思っています。それは、仕事の仕方、働きかたの基本を教えてくれたからです。冒頭の、「働くとは、傍を楽にすること」という言葉とともに。
その言葉を頭の片隅にでも置いておくだけで、仕事のやり方は大きく変わります。
何のために働くのか、誰のために働くのか。
職場の上司や同僚に対しても、ふと思う時があります。
この人は一体何のために働いているのだろうか――と。
なぜ今この言葉を思い出したかと言うと、
「はたらく言葉たち」というサイトの冒頭に同じ言葉があったからです。
でも人によったら、そんなのは屁理屈だと思うかもしれません。
実際、僕も言われました(笑) 学校の先生に(笑)
このサイトにある言葉は、偉人ではないが実際に現場で働いている人たちの、生の言葉だそうです。今と昔、世代や年代、業種によって働き方というものは大きく異なります。また人によって共感できるもの、できないものもあるとは思いますが、普遍性のある言葉も多いように思います。
言葉というのは時に力を与えてくれます。
興味あるかたは一度読んでみてはいかがでしょうか。
はたらく言葉たち