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見えないものを見る力

掃除が大の苦手だった。

昔よりはマシになったが、今も苦手だ。

 

仕事でならできる。仕事なら嫌なことでもやらなくてはいけない。

 

しかし家の掃除は違う。

 

別にやらなくてもいい。一人暮らしだし、誰に何を言われることもない。

自分が良ければそれで良かった。たとえアトピーがひどくなろうとも。

 

 

掃除は目に見えるところだけやれば良いか?

否。それだけでは完璧と言えない。

いつも完璧にやる必要はないが、不十分だ。

なぜならダニや菌は見えない。

 

アトピーを本気で治そうと思ったら、ダニも菌もハウスダストも駆除しなければいけない。

 

 

 

人の能力や価値観だってそう。

可視化されているわけではない。

 

「見た目より性格」

とかなんとか言っても、その性格を見抜く力が必要だ。

 

 

 

そして見えないからこそ「正解」が判らない。

 

自分の感覚、知識、情報、他人の意見などを材料に導き出す答えが果たして「正解」なのかどうか…

 

誰にも判らない。

 

 

 

コロナもそう。

人の目に見えない。どこにいるのか分からない。

 

 

しかし

分からないでは済まされない。

自分の頭で考え、情報を集め、他人の意見にも耳を傾ける度量が必要だ。

 

そしてもう二度三度、自分の頭で考えてみる。時間がかかってもいいと思う。

 

 

 

 

結局、何が言いたいかと言うと、

 

見えないもののほうがむしろ大事かもしれないよね?

って話。

 

 

 

 

見えないものを見る力が今、問われている。