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コンプレックス

※サムネイル画像と記事は一切関係ありません。

 

コンプレックス。

 

顔。

 

僕の根底には常にこれがあります。

ありました…と過去形にした方がいいのかもしれない。

 

僕は純日本人ですが、顔が濃すぎるせいと、色が黒すぎるせいで、外人とかハーフとか南部出身?とかよく言われました。

それは似顔絵という人前に出る仕事を始めてから余計に顕著になってきたわけですが、最初は密かにけっこう傷ついていました。
表向きは笑って誤魔化してたりしてたけど、実は意外と繊細で(笑)

でももう似顔絵を始めて、数年になりますが、もうさすがに慣れましたね。

最初は似顔絵描かれるのも怖かった(似顔絵師のくせに、描くのは好きだけど描かれるのは苦手えでした)ですが、
それは似顔絵師の宿命。

強制的に描かれる機会があるのです。
練習会とか、大会とかで。

めちゃめちゃ酷く描かれたこともあります。
もちろん、可愛く、カッコ良く描いてくれる人もいるのですが、
似顔絵って、おもしろおかしく描いて笑おうみたいな文化もあるので、そうやってオーバーに描かれて、本気で凹んだ時もあります。

もらった絵はもうずっと部屋の奥にしまって見ないようにしたりしてました。

とにかく見たくなかった(笑)

本人は全然笑えないっていう状態。

最初の頃は特に。

 

でもそうやっていっぱい描かれていくうちに、慣れてくるもんなんですね。

で、だいたいもう自分がどう表現されるかはわかってくるわけです。
自分の特徴はもうわかってるし、大体みんな同じような表現になるので。

 

そう、つまり何が言いたいかと言うと、自分を受け入れてなかったということですね。受け入れることができなかったという方が近いかもしれませんが。

でも30過ぎてぐらいから、相変わらず鏡見てブッサイクだなぁ~、変な顔だなぁ~って思う時もありますが、もうどうしようもないですもんね。
この顔は(笑)

ぶっちゃけ整形とかしてみたいけど(笑)

でも、しなくて自分の顔を好きになることができたら、それが一番だよなぁって。

そんなお金もないし(笑)

「二十歳までは親がくれた顔。二十歳過ぎたら自分がつくっていくんだ」

みたいなことを言われて育ちましたが、ほんと、この今の顔は自分のせいだと思う。

 

しょうがないですよね。
責任もって付き合っていけよってね。

これがスタート地点です。

まずこのどうしようもない現実を受け入れて(笑)、そこからスタートだよねって。

写真撮られるのもまだ苦手ですが、それも慣れでしょ? たぶん。

 

自分で加工する技術も身に付けたから、加工しちゃえばいいわけだし(笑)

 

どんどんチャレンジして、いっぱい凹んで、でもたまに奇跡の1枚とかあったりして(笑)
イイ顔してんじゃんとかたまに思えたりしたら、いいですよね。

 

本当そう思います。

 

 

というわけで、今後ともよろしくです。

 

 

※追記
実は30歳過ぎたぐらいからだんだん気にしなくなってきて、今はもうほとんど何ともおもってないです。人間、顔じゃなくて中身でしょ! となってきました(笑)
少しずつ自分に自信がついてきたからかもしれません。人間はこうやって少しずつ変わっていけるのだと思いました。